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My Horned Owl Boy vol.2

第14章 RED SPLASH.




「おい!木兎ォ!お前抜けたら
こっち負けるんだけどー!?」

「うるせえ!彼女鼻血出してんのに
授業なんか出来るかよ!」


ザワ、ザワとし始めた周り。
『え、森岡って本命作るんだ』
『まおちゃんの朝手繋いでた人
木兎くんだったんだ〜』

うるさいし、鼻は痛いし最悪。


「大丈夫、気にすんな」


そう言って光太郎は頭を叩いて来た。
優しかったけど、反動で鼻血出そう。


「センセ!俺が連れてくから!ダメ!?」

「いや駄目でしょ!お前違うクラスだし!」

「え〜〜ケチ〜〜!!!」

「ケチじゃなくて!…ちょっと、安田先生も
なんか言ってやって下さいよ!」


安田、というのは光太郎の授業を見てる
先生である。安田は…当たった事ないから
どんな先生か分からないな。

一瞬、私を見て、光太郎を見た。

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