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My Horned Owl Boy vol.2

第1章 気になる、黄色目のあいつ。




そんな話をして思い出していると
人集りから帰ってきた木兎くんが
袋を分けてこちらに戻ってきた。


「ほらよー!プリンは雪絵だろ」

「よくわかったねー」

「前にプリン目当てで購買行くみたいな
言ってた気がした!覚えてただけ!」

「焼きそばパンにミルクティーも
私が食べるかも知れないでしょー?」

「……まあ、勘ってやつだ!ワハハハハ!」


ふーん、なんて雪絵ちゃんがこちらを向く。
私も木兎くんが持ってきた袋を受け取る。


「ありがと」

「どういたしまして!」


そう言って走って階段を登っていった。
騒がしい人、なのに、なんだか心地よかった。
同じバレー部の人…気づかなかった。


「あれーまおさん、見惚れてるー?」

「えっ、あー…どうだろ、分かんない」

「…まいっか、プリン手に入ったし戻ろー」


パタパタと先に雪絵ちゃんが教室に戻る。
先輩の事なんて忘れられるくらい、印象的な人。

今日は、ちゃんと部活見てみようかな。

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