第8章 勉強会、と言う名の。
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そして何もなかったかのように
コーラを注いで席に戻っていった。
「……オイ、なんだよさっきの木兎」
「知らないよ、しかもいつからいたの」
「今さっき。トイレ行ってた」
木葉くんって私の後ろに常にいるのか?
それくらい見られたくないところを見られる。
「…もう多分押せば行けそうじゃねえ?
むしろ付き合ってやってくれよ」
「付き合ってやってって木兎に失礼ね」
「いや、あのそういう意味では…」
木葉くんの言葉は全て聞かないで
ミルクとガムシロを持って、私も席に戻る。
皆の粋な計らいで実は木兎と席が前後。
『え、木兎のバカを見れるのはまおだけだろ…』って木葉くんが言ったからなんだけど。
ポテトを食べながら、数学の範囲を見る。
そしてたまにしょぼくれモードの木兎の勉強を見る。
「まお先生、国語って何が正解なの…」
「むしろ国語は漢字さえやってれば
点数取れると思うんだけど…」
「文章問題ほとんど取れないんだけど…」
「ウソでしょ」
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