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My Horned Owl Boy vol.2

第6章 初の夏合宿。




「信じられない」

「俺もそう思います」


夕方、あんなに練習して夜もこんなに
動けるものなのだろうか。

流石の赤葦くんもバテている。

赤葦くんがバテるって相当のスタミナ。
オーバーワークのしすぎじゃなんて
心配もしたけど、木兎と黒尾くんは
何もないかの様に練習をする。


「…あれ!?まおじゃん!!!」

「感謝しろよ木兎〜俺が呼んだ」

「はあ!?黒尾まおにちょっかいかけんな!」

「だってまおちゃんフリーでしょ?
俺、彼氏立候補しちゃったもんね」

「つかうちのマネージャーだから!
いちいち声かけんなバカ!」


ズキン、と心臓が痛かった。
別に私じゃなくても、あの2人もちょっかい
かけられてそう言う風に言うのかな。

最近、仲がいいと思っていたから
特別なポジションにいると思ってた。

来なきゃ良かったな。


「あ、まおさん」

「うん?」

「木兎さん、まおさん来てから
凄く張り切ってるんです。
だからそんな悲しい顔しなくても大丈夫です」

「…わざわざごめんね赤葦くん、ありがと」

「いえ、これくらいしか言えないですけど」

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