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My Horned Owl Boy vol.2

第6章 初の夏合宿。




彼は気にしないどころか
高みを見ている様だった。


「上手くなれば言われなくて済むし
何なら何も言えなくしてやる」

「…木兎のそういうところ、好きだよ」

「……え?何て言った!?」

「何も言ってないよ、戻ろう」


聞こえてなくて良かった。
今、言う言葉じゃない。

ただ1人、聞いてた人がいたらしい。


「………何」

「新しく入ったマネ?それとも前からいた?」

「前からいたよ。去年は参加してないだけ」

「そっかー、こんなに可愛い子いたんだー」


木兎に"黒尾"と呼ばれていた男が
何故か私の目の前にいる。

何だか面倒くさい人だな。

そう思っていたのが顔に出ていたみたいで
黒尾くんは言葉を続けた。

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