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My Horned Owl Boy vol.2

第5章 新入生。




猿杙くんは雪絵ちゃんみたいな
話し方でちょっと和む。
いつもニコニコしてるし。
気にしてるから本人には言わないけど。

さて、赤葦くん…


「木兎…何してんの」

「やばいぞ!まお!天才!赤葦のボール
めちゃくちゃ気持ちいいところにくる!」

「それは良かったけど、赤葦くん
まだ部活やっちゃダメだった」

「え!?なんで!?」

「……学校の決まり」

「はー?ナニソレ納得いかねー!」


しょぼくれモードに入ってしまった。
が、赤葦くんの方が聞き分けが
いいみたいで颯爽と荷物をまとめていた。


「赤葦くんごめんね、まだダメみたい」

「大丈夫ですよ。
正式に決まったら、また来ますね」

「うん、お願いね。木兎が喜ぶよ」

「…俺、木兎さんに憧れてて入ってきたんで
絶対に木兎さんにトスあげたいんですよ」


そう言った赤葦くんの目は
とてもキラキラしていた。

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