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My Horned Owl Boy vol.2

第5章 新入生。




「うん、絶対上げられるよ!」

「あ、そういえば先輩の名前…」

「森岡まおだよ」

「森岡さん…」

「あー、まおでいいから」

「わかりました。
ところで失礼なんですが、木兎さんと
まおさんは付き合ってるんですか?」


思わずビックリし過ぎて心臓がヒュ…ってなった。
聞いたところによると、見てるとそんな感じが
したんだとの事。私の好きオーラ出てるんじゃ…


「…本人には言わないでね。
私、片思い中だから」

「え、付き合ってないんですか?」


横に首を振った。

赤葦くんは珍しいものを見たような目で
私にアドバイスをくれた。


「いや、多分押せば行けそうですけど」

「余計なお世話だよ」


こうして、少し天然で失礼な後輩が
入ってきた。が、彼の実力をみて
少しの無礼なら許そうと心に誓った。

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