第5章 新入生。
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後ろからいきなり声を掛けられて
ビックリしながら振り向いた。
くせっ毛の、鋭い眼。
木兎と少し似ていた気がした。
「うん、マネージャーだけど」
「俺、バレー部入りたいんですけど
どこに行ったらいいですか?」
「そうしたら付いてきて」
体育館に行くや否やくせっ毛の子は
もみくちゃにされてる……。
「ヘイヘーイ!名前なんてゆーの?」
「赤葦京治です」
「あかーし!よろしくな〜!」
流石、コミュ力おばけ。
すっかり名前も聞いて
早速ボール持って練習し始めた。
でもまだ1年生って部活出来なかった様な…?
あれ、仮入部なら良かったっけ?
「猿杙くん」
「んー?」
「1年生って、もう部活出来たっけ?」
「あー…そう言えばまだ出来なかったかも。
仮入部でやって良いの文化部だけじゃないっけ?」
「あ!そうだった、ありがとう」
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