第3章 木兎 光太郎。
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–木兎 光太郎 からメッセージが届いています。–
–許可しますか?–
するに決まっている。
に、しても思ってもみなかったフルネーム。
苗字だけかと思ったけど……
『おつかれさーん!木葉に聞いたわー!
まあ今日はゆっくり休めよー!』
『お疲れ様!今日は助かりました。
木兎もね!おやすみなさい!』
木葉くんとのRINEとえらい違い、と
自分で可笑しくて笑った。
「……こうたろう」
口に出して、噛み締めた。
本当はたくさん連絡したいけど
うざったく思われたくないから
今日はこれでおしまい。
またしても携帯が彼のメッセージを受信した。
『ヘイヘーイ!おやすみ!また明日な!』
明日、もある。
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