• テキストサイズ

My Horned Owl Boy vol.2

第2章 恋というもの。




「まおちゃん、今日もいるんだ!
……ねーねー、先輩から聞いたんだけどさ」


ああ、また"その"話しか。
【 ヤリマン 】なんてあだ名がついたのは
中等部の時からだった。

先輩も余計な事を同じ部の後輩に
言ってくれたもんだ。

1個上だし、逆らうのも面倒くさい。

どうしよ「まお〜!」


聞こえたのは木兎の声だった。

そっと近くに来て、他愛ない話をして
頼みたい事あるって言われてその1個上を
置いて木兎に着いてきた。


「で、頼みたい事って…」

「いや〜特に無いんだけどさ!
なんか困ってそうだったし!人助け?」

「…ありがとう」

「どういたしまして!」


あ、購買の時の笑顔。


「なんかあったら言えよ〜?
あ、あとさ、体育の時手振った?」

「え、あ、うん」

「俺めちゃくちゃ嬉しくてさ!気合い入れて
ボール蹴ったらあの後ボール吹っ飛んじゃって
大変だったんだけどさ!

また、見つけたら手振ってくれない?」

「…!うん!手、振る!」


じゃあ、約束な!
って言ってまた自主練に戻ってしまった。

/ 150ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp