第2章 恋というもの。
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その日の夕方、マネの2人と一緒に
部活の為に体育館に向かった。
この2人は、ちゃんと毎日行ってたんだ。
そんな事を考えると、この2人と並んで
体育館に入って良いのか悩んでしまう。
「大丈夫!みんななんも思わないよ!」
「むしろ可愛いからみんな気合入るよー」
2人と同じマネージャーで良かったと思う。
足並みをそろえて体育館に入る。
「ういーーっす、今日も早いじゃん」
「マネよりも早いお前が言うなよ!」
「…木兎くん、疲れないの?」
「んー、全然大丈夫!
だし、あと、木兎でいいから!」
にか、っと笑ってくれた。
今日はやけに心臓が働く。
笑った顔がこんなにも似合う人なんだって。
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