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My Horned Owl Boy vol.2

第20章 潜む息遣い。




「………ッは、んぅ、ふ」


チュッ、チュッとリップ音が響く。
流石に体育館では、という事で体育準備室。

なんかコレ、あるあるなやつだ。
1人で考えて恥ずかしくなる。


「何、エッチな事考えてんの?
これからするんだから余計な事考えないでクダサーイ!」


————ツツツ。
ジャージの上から腰から胸へ指でなぞられる。

もどかしい感覚で、意図せずビクっと震える。


「なーにー?感じてんの?かわいい」


その顔がかっこよ過ぎて、顔が熱くなった。
目に見える変化だった様で光太郎が笑う。


「顔真っ赤!分かりやす過ぎだろ!」

「うっ、さい…ッ」

「待てよ怒んなって、な?」


首筋を舐められる。
ゾワゾワして声が出る。


「っん♡」

「まおのその声、すげえ好き」


もっと聞かせて。
言われたわけでは無いけど、光太郎の眼が
そう言っている様な気がした。

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