第20章 潜む息遣い。
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「……なあ、俺のカノジョ
すごく可愛いんだけど」
「その話に異論はありませんが
木兎さん、練習しましょうよ」
「オー!あかーし!今日もちょっと
トス上げるの付き合ってくれよ〜!」
「トスは上げますがまず練習ですよ」
赤葦くんが光太郎に圧かけてる。
初めて見るけど、本気過ぎて怖い。
颯爽と練習に戻る光太郎を見ながら
みんな分のスポドリを作る。
寒いけど、動いてて汗かいてるだろうし
皆風邪とか引かなきゃいいけど…
春高、来月か。
てかもう今年終わっちゃうよ、早いよ。
あと少しで冬休みだし。
………短いけど。
色々考えてたら何か不安になる。
冷静に考えれば大した事ないはずなのに
1つでも気になる事があれば
階段を踏み外して落ちる様な感覚。
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