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My Horned Owl Boy vol.2

第20章 潜む息遣い。




「どうしたのまお?
顔色悪いよ?やっぱりさっきあの子に
なんか嫌な事言われたの?」

「んーん、全然。
むしろ光太郎が私の分まで言っちゃったから
あの子に悪い事したかもしれない」

「そこまで心配出来るとか
やっぱりまおは優しい子だ!」


そう言って、わしゃわしゃ。
頭を撫でられる。

なんだか、普段こういう事を
され慣れてないからか顔が熱くなる。

顔が染まっていく私を見て
かおりちゃんがまた口を開く。


「もー!まおホント可愛い!」


気づいたらぎゅっと抱きしめられる。
わ、光太郎が何か物言いたそうに
コチラを見ている。


「オイ!かおり!
まおに抱きつかないでクダサイ!」

「うっさい木兎!練習しなさい!」


凄い。
清々しい言い合い。

見ていて面白くなって、思わず微笑む。

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