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My Horned Owl Boy vol.2

第19章 ケジメ。




「……お前さ、自分だけって思ってない?」

「「……え?」」


2人で声が被って光太郎を見た。


「お前が俺を見てたって言うけどさ、
俺もお前と同じでまおを見てたんだけど」


それを聞いて、女の子は泣き出す。
私は泣いてる子に声を掛けれるわけでもなく
ただただ光太郎の言葉に耳を傾けた。


「俺はまおの噂話は聞いてたけど
それは本人しか分からねえし
それで嫌いになるわけじゃねえ。
つーか、好きになるのに理由とか
要らなくね?って思うわけよ!」

「…光太郎」

「理由がないのに、好き?ナニソレ?」

「じゃあ逆に聞くけど
オマエって俺のなにが好きなの?」

「っ、バレーやってる時、かっこいい」

「あとは?」

「………」

「俺がバレーやってなかったら
好きでもねえんじゃねえの?」

「じゃあ、この女のどこが好きなの!?」


女の子は泣きながら喚く。
凄い、ここだけみる人は修羅場だと
思うだろうな。

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