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My Horned Owl Boy vol.2

第19章 ケジメ。




「………何の用?」

「あの、昨日の事なんだけど」

「私絶対謝らないから」

「…別に謝って欲しいわけじゃない」

「じゃあ何?木兎隣に置いて、自慢?」

「違くて…」

「マジで何?アンタ、馬鹿にしてんの?」


この手のタイプは話が通じない。
こちらの言い分が伝わる前に自分で
シャットダウンされてしまう。

勿論、聞いてくれるとは思っては無かった。


「お前さ、まおになんか恨みあんの?」

「木兎は黙っててよ!」

「なんで黙んなきゃねえのよ!
俺が聞いたんだけど?答えられねえの?」

「…私は、コイツよりも先に木兎を見てた!
だけど木兎はコイツと付き合っちゃって。
正直面白くないし、何なら消えて欲しい」


真っ向から言われると、刺さる。
ズキンと心が痛くなる。

でも彼女の言いたい事は凄く分かる。

私は、私の事しか考えてなくて。
身体の関係だけの奴らなんてたくさんいて。
この子は光太郎をずっと一途に見てきたのに
簡単に私が奪っていたとしたら。

確かに憎たらしいかも。

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