• テキストサイズ

My Horned Owl Boy vol.2

第19章 ケジメ。




「なんで…」

「さっきから呼んでたけど
全然気づかねーんだもん!
入って来ちまったわ!ワハハ!」

「休み時間いつも練習してたのに…」

「今日はそんな気分じゃねーし
まおが落ち込んでるのに流石に
休み時間も練習できねーわ!」


光太郎の安心感たるや…
さっきまで不安だった気持ちが
少しだけ軽くなった。

けど。


「ダメだよ、私1人でやる」

「だめだ、俺も行く。
次まおになんかあったら
正直俺何するかわかんねえし」

「物騒すぎるー」

「私なら大丈夫だから、ね?」

「ダメだって!いくらなんでも
お前バカすぎるわ!
何があっても一緒に行くからな!」


これは話が平行線すぎる。
どちらかが折れなければならない…


「…分かった、一緒にお願いできる?」

「任せろ!で?今日?」

「うん、部活前に」

「了解、じゃあその頃来るわ!」


そう言って光太郎が教室から
去っていった。嵐が去った感じ。

/ 150ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp