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My Horned Owl Boy vol.2

第18章 影。




ぐずぐず、鼻水やら涙やら。
流石に光太郎は気づいて、こちらを
見て私をぎゅっと抱きしめてくれた。


「まお!ごめんな!もう少し
早く行けてれば良かったんだけどさ…」

「んーん、ごめ、っ、ありがとっ、」

「とりあえず喋んなくていいから。
大丈夫、俺はなにも知らないから。
周りがまおの事言ってきても
俺はまおから聞いてないから知らない。
だから気にすんな!」

「〜〜〜、っうゔぅ、」

「おーおー、俺の胸の中ならたくさん
泣いても大丈夫だからさ!
何があっても守ってやるからよ!」


本当に、こんなにも素敵な人に
愛されていいのだろうか。
とっくに私の事を知ってたとしても
それを感じさせないで付き合ってくれてるのだ。

なんて幸せなんだろう。

そう思っていたら、キスマークを
されたところにまた痛みがくる。


「——った、」

「さっき触られてたよな、ここ」

「そう、っだけど」

「消毒?ってやつだ!」

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