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Dream〜1st season〜(宏光)

第1章 私の気持ち、あなたの気持ち


目的の場所に着き、中へ入る。


?「おっ!Ruuna、おはよう!みんなもう来てるぞ!」
るうな「涼パパ、おはよう!今日はバイトだったんだよ(汗)」
涼「前日もバイト入れてたのか。あんまり無理するなよ」
るうな「うん、最近忙しくて中々バイト入れないから、時間がある時はシフト入れてるんだ。マイコにも会えるしね」
涼「仕事に行ってるのか、マイコちゃんに会いに行ってるのか、どっちだよ(笑)」
るうな「どっちもだよ(笑)」

笑顔でそう答えると重たい扉を開ける。


この扉を開ける時、私は『るうな』から『Ruuna』になる。

普通の女の子から、光の世界に立つアーティストに………


YU-KI「Ruunaおはよー」
KOUTA「Ruunaおはー」
ITSUKI「Ruuna遅いぞー」
Ruuna「ごめん、バイト行ってた」


私は荷物を置くと、準備を始める。


TAKUTO「バイトってマイコも一緒だったんだろ?連れて来なかったのか?」

ギターの調整をしながら私に聞いてくるこの人は、TAKUTO。
私がヴォーカルをしているバンド『Black Jewel』のギタリスト兼リーダー。
そしてマイコの彼氏。


Ruuna「うん、マイコも誘ったんだけど、今日は辞めておくって。たぶん前日だから遠慮したんだよ」
ITSUKI「なんていい子。TAKUTOには勿体無いよ(笑)」

そう言いながらTAKUTOに絡んでるのは、ITSUKI。
バンドのベーシストで、ムードメーカー的存在。


YU-KI「ほんとTAKUTOのどこがいいんだろう(笑)」

ITSUKIの話に便乗してるのは、YU-KI。
もうひとりのギタリスト。
男にしておくには勿体無いくらい、かわいい顔をしてる。


KOUTA「あ〜あ、もしかしたら今頃マイコちゃんは、俺の彼女だったかもしれないのになぁ………」

残念そうに言っているこの人は、KOUTA。
バンドのドラマー。メンバー1の力持ち。


Ruuna「私の方がマイコを愛してるのにね」

私はTAKUTOに向かってあっかんべーをしてみせた。

TAKUTO「ったく、勝手な事言いやがって!練習始めるぞ!」

いつもこんな風にじゃれあってる私達。
高校から変わらない光景。
マイコを加えた6人はいつも一緒だった。
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