第1章 私の気持ち、あなたの気持ち
るうな「お疲れ様でした!お先に失礼します」
私はるうな
某アミューズメント施設でバイトしている、どこにでもいる女の子。
マイコ「るうな、お疲れ!今日は一緒の上がりだったんだね」
この子はマイコ
小学校からずーと一緒の、大切な大切な友達。
るうな「マイコお疲れ!今日はこの後、予定があるからね」
マイコ「明日だもんね!」
るうな「今日は最後の悪あがき(笑)マイコも一緒に来る?」
マイコ「クスっ!今日は辞めておくね。明日楽しみにしてる!」
るうな「まかせなさい(笑)」
マイコにガッツポーズをしてみせる。
マイコ「じゃ、明日ね!」
るうな「うん、明日ね!」
私の大好きな笑顔を見せると、白いスカートを翻し、マイコは帰って行った。
少し癖のある髪、大きな黒い瞳、細い体。
女の私から見ても、マイコは守ってあげたくなる可愛い女の子。
マイコが出て行った扉をぼーっと見つめる。
るうな「おっと、早くしないと遅れちゃう!!」
急いで帰り支度をし、ある場所へと向かった。