第3章 夢への一歩
1週間後
私達は契約を交わす為に、事務所に来ていた。
吉岡「内容をよく読んでサインしてほしい」
私達はひとりひとり、契約書にサインをした。
吉岡「これで契約成立だ。今後はデビューに向けて動く訳だけど、上京するまでに何日必要かな?」
TAKUTO「そうですね。今までの生活がありますので、身の回りの色々な事の処理に1ヶ月というところでしょうか」
Ruuna「今までずっと支えてくれた地元のファンの為に、LIVEもやりたいしね」
吉岡「わかった。では、1ヶ月後に上京してもらって、次の日からデビューに向けて始動しよう。それからデビュー曲なんだが、この間のLIVEでアンコール前にやってた曲をと考えてるんだが、どうだろう?」
Ruuna「DREAMですか?」
吉岡「DREAMというタイトルなんだね」
Ruuna「はい。私達みたいに、夢に向かって頑張ってほしいという願いを込めて作った曲です」
TAKUTO「自分達もあの曲は大事な曲のひとつなので、その曲でデビューできるのは嬉しいです」
吉岡「では、君達のデビュー曲はDREAMで決まりだな」
Ruuna「はい」
吉岡「じゃあ、1ヶ月後にまた会おう。これから忙しくなるから、体調管理はしっかりしておいてくれよ」
TAKUTO「わかりました」
こうして、私達のメジャーデビューが本格的に始動した。
夢に見ていた世界が、動き出した瞬間でもあった。