第3章 夢への一歩
宏光『るうな、元気?』
ツアーが終わっても忙しい宏光。
そんな宏光とのやり取りは、必然とメールと電話だけになってしまう。
るうな『元気だよ。宏光は?』
宏光『俺も元気!』
疲れてるのに私を寂しがらせないようにと、必ず毎日連絡をくれる宏光。
宏光『バンドの方はどう?順調?』
るうな『うん、吉岡さんの話をしてからは、みんな今まで以上に気合入れて練習してるよ』
宏光『そっか、がんばれよ』
るうな『うん。宏光もあまり無理しないでね』
宏光『うん。また電話する。おやすみるうな』
るうな『おやすみ』
電話を切ったあとは、やっぱり寂しい………
宏光といつも一緒にいれたらいいのに………
今の私の夢
メジャーデビューする事………そして、もう1つ………
るうな「明日も練習だから、もう寝よっと」
せめて夢の中だけでも、いつも宏光の側に要られます様に………