第3章 夢への一歩
ー数日後ー
地元に戻った私は、早速メンバーに吉岡さんの話をした。
ITSUKI「吉岡さんっていったら、メジャーで人気のあるアーティストを何人も育てた人だろ?」
KOUTA「そんなに凄い人なのか?」
TAKUTO「ああ、吉岡さんが目を付けたアーティストは、必ず売れると言われてる」
YUUKI「ってことは、俺達もデビューできたら売れるかもってこと?」
Ruuna「デビューできればでしょ?吉岡さんが私達に興味を持ってくれてるのは本当だけど、まだデビューできると決まったわけじゃないよ」
TAKUTO「そうだ。吉岡さんを納得させれるLIVEをしなければ、デビューなんて夢物語で終わってしまう。メジャーデビューは俺達5人の夢だ。俺は夢で終わらせるつもりはない」
TAKUTOの話に、私達は頷いた。
みんなが同じ気持ちなのは、言葉にしなくてもわかっている。
Ruuna「今度のLIVE、吉岡さんがびっくりする様なLIVEにしようね!」
『『おー!!』』
その日から私達は、LIVEに向けて今まで以上にがむしゃらに頑張った。
夢を叶える為に…………