第2章 通じあった想い
るうな「そういえば、どうして私に吉岡さんを紹介しようと思ったの?」
私はずっと不思議に思っていた事を聞いてみた。
宏光「るうなの夢って何?」
るうな「夢?」
宏光「うん」
るうな「私の夢、ついこの間までは2つあったの」
宏光「この間までってことは、1つは叶ったんだ」
るうな「うん、叶った」
宏光「どんな夢?」
私の夢………叶わないと思っていた夢
けど…………どうしても叶えたかった夢
るうな「それはね…………宏光さんの……………宏光の笑顔が私だけの物になります様に…………って夢」
私は恥ずかしくて下を向いた。
そんな私を宏光は優しく抱きしめてくれた。
宏光「そっか、これからはずっとるうなだけの物だね」
るうな「うん」
宏光「実は、俺もつい最近1つ叶ったんだよね」
るうな「どんな夢?」
私は宏光の方を向き、小首を傾げた。
宏光「それ、反則だわ(笑)るうな、可愛すぎ!その仕草も、笑顔も、るうなの全てを俺だけの物にする事………それがかなった夢」
宏光は私を強く抱きしめた。
私の存在を確かめる様に………