第2章 通じあった想い
お店に入ると、既にマイコは待っていた。
マイコ「るうな」
マイコは私に気がつくと手招きした。
るうな「マイコごめんね。待った?」
マイコ「私も今来たところだから大丈夫だよ。それより………」
マイコは私を上から下までじっくり見て、ニコッと笑った。
マイコ「るうな、そのワンピース似合うね。かわいいよ!」
るうな「あ…………ありがとう///」
私は恥ずかしくて、赤い顔をして下を向いた。
運ばれてきた料理を食べ始めた頃、マイコが話を切り出した。
マイコ「それで、私に話したいことって何?宏光さんの事?」
るうな「マイコは相変わらず鋭いね(笑)」
マイコ「るうながわかりやすいんだよ(笑)宏光さんと何かあった?昨日の打ち上げ、2人で抜け出してたし(笑)」
るうな「うん………私………宏光さんと付き合うことになった///」
マイコ「えっ!!それほんと?どうしていきなりそうなったの?」
私は付き合うことになった経緯をマイコに話した。
マイコ「そっかぁ、2人共両思いだったんだね。るうな、よかったね」
マイコは自分の事の様に、瞳をウルウルさせて喜んでくれた。
るうな「ちょっと、どうしてマイコが泣くのよ」
マイコ「だって、嬉しいんだもん。るうながどれだけ宏光さんを好きか知ってたし………その気持ちがやっと報われて、すっごく、すっごく嬉しいんだもん」
マイコは本当にいい子だ。
この子と親友で本当によかった。
るうな「ありがとう」
その後私達は拓斗達と合流し、宏光さんのコンサート会場へと向かった。