第2章 通じあった想い
連絡をしたら、ちょうどリハが終わったところだという事なので、みんなで楽屋におじゃますることにした。
拓斗「おじゃましまーす」
俊哉「いらっしゃーい」
一番最後に入った私を見て、キスマイメンバーの皆さんが歓声をあげた。
太輔「るうな、なんか今日はいつもより綺麗だね」
裕太「ほんと、昨日と全然違うじゃん!」
渉「女の子は解らないもんだなぁ」
高嗣「何?なんかあった?」
健永「いいことあった?」
俊哉「あー!もしかして彼氏できたとか?まさかねぇ(笑)」
入口付近でみんなに囲まれてモジモジしていると、誰かに後ろから抱きしめられた。
振り返ると、リハから戻って来た宏光さんが私を抱きしめていた。
宏光「そりゃあ、良い事あったっしょ(笑)」
みんな『『え?』』
事情を知っているマイコ以外、驚いた顔で私達を見た。
高嗣「なんでミツが知ってるの?」
俊哉「えー、何があったのさぁ」
宏光「俺、るうなと付き合うことにした!」
みんな『『………………えーーーーーー!!!』』
キスマイメンバーさんに私から引き離された宏光さん。
みんなに囲まれて、質問攻めされている。
拓斗たちまで、いつの間にか便乗していた。
そんな様子を微笑みながら見ていると、マイコに手を握られた。
るうな「マイコ、どうかしたの?」
マイコ「別に(笑)可愛い顔してるるうなを見てたら、なんとなくね(笑)」
るうな「えっ?」
マイコ「るうな、今幸せそうな顔してたよ♡」
そう言うと、マイコはニコッと笑った。
終始イジられキャラだった宏光さん。
MCでもイジられ、打ち上げでもイジられ………。
ちょっと可哀想……………だけど、ちょっと可愛いと思ったのはヒミツです(笑)