第1章 私の気持ち、あなたの気持ち
るうな「本当に何でもいいんですか?」
宏光「うん」
るうな「私が何を言っても、驚かないで下さいね」
宏光「えっ、驚くような物?………うーん、たぶん大丈夫………ははは」
るうな「私がご褒美で欲しいのは………」
宏光「うん」
るうな「宏光さんです」
宏光「えっ?俺?」
るうな「はい………私………ずっと宏光さんが好きだったんです」
宏光「えーと………」
私は断られるのが怖くて、下を向いた。
宏光「るうな」
宏光さんは私の名前を呼ぶと、私の頬にそっと触れた。
私はびっくりして顔を上げた。
次の瞬間、宏光さんはチュッとkissをすると、ニコッと笑った。
宏光「いいよ…………ていうか、なんで先に言うかなぁ(笑)」
るうな「えっ?」
宏光「俺もずっと前からるうなの事好きだったから、絶対俺から告るって思ってたんだよね(笑)」
宏光さんは苦笑いをしながら、私の頭をポンポンとした。
私の目に涙が溜まっていく。
るうな「じゃあ………言って……くだ………さい……」
私の涙を指で抜くうと、宏光さんはそっと私を抱きしめた。
宏光「こんなどうしょうもない俺だけど、ずっと一緒にいてほしい………いい?」
るうな「………はい」
宏光「ありがとう、好きだよ」
そう言うと宏光さんは、もう一度優しいkissをくれた。