第2章 汚された未来
悪戯な笑みを浮かべる雨宮は、女を落とすには最高の表情と甘い声で囁いた。
それに愛美は、顔を赤く染めるも、もう好きにして下さいとでも言うかのように大人しく雨宮を見た。
ふっ、安い女。
「石田さ、あっ」
不意に触られた胸に、愛美の身体がピクっと動く。ワンピース越しではあるものの、柔らかい感触が雨宮の手のひらに伝わった。
「意外と胸あるんだね」
「そうですか? 胸はでも、Dカップです」
「Dでも充分大きいと思うけど?」
「え、ありが……っ!」
不意に耳朶に感じる湿り。
対面座りしてることから、雨宮は愛美の顔の横に近づけると優しく耳朶を舐めた。そして耳朶から舌を這わせ、それは首筋、デコルテへと降りていく。
「石田さ、はぁ」
「身動き取れないのも興奮するでしょ?」
そう耳元で囁かれ、愛美の身体がゾワッと騒ぐ。
ぴちゃぴちゃと耳の中に入ったり、外側を舐める舌が心地よくて、愛美は甘い吐息を漏らす。そんな彼女に、雨宮はもう一度胸を触った。
「ん、ふぅ」
優しく下から持ち上げられるような触り方に、愛美はもう下が濡れているのを感じる。
「はぁあ、石田さん」
「クスッ可愛いね。もっと可愛い所、見せてくれる?」
「え」
愛美の太腿に伝う雨宮の手は、内側を撫でていき、そして割れ目に到達する。そこはもう濡れていて、雨宮の手先に冷たい感触が伝う。
「あっ石田さん、ん」
「耳朶舐められて気持ち良くなっちゃったかな?」
愛美の割れ目を往復し、下着が食い込むくらい深く摩っていく