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空蝉が抱く死体【R-18】

第2章 汚された未来



「あっじゃあこの、拘束のオプション頼もうかな」

「ありがとうございます。でもこれ、石田さんが拘束する事になりますが大丈夫ですか?」

「あっこれ、男側が縛られるんだ」


石田と言うのは雨宮の名を伏せた仮の名前。風俗ではお客の名前すら伏せるようになっている。


「そうなんですよ。基本私たちが攻める方なので」

「なるほどね。でも拘束好きだから、そのオプションつけてもらっていい?」

「はい。以上で良いですか?」

「うん、それで」


そう笑う雨宮は甘い表情を浮かべ、まだドア付近にいた愛美をベッドに誘う。

愛美はそんな雨宮に、ちょっと待って下さい。と言い、鞄から拘束する為のピンク色のテープとタイマーを取り出した。


「もういいかな?」


愛美はベッドにあがり、雨宮と対面する。


「はい、すみません。では、縛らせ……え!?」


そして雨宮の手を縛ろうとした瞬間、愛美は雨宮に手首を掴まれると、あっさりテープで拘束されてしまった。

そんな状態に愛美は不思議そうに雨宮を見る。


「あの……?」

「ああ、ごめんね。やっぱり俺、女の子をいじめる方が好きだからさ」

「つ!?」


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