第10章 アザレアのひととき
腸内の洗浄を数回繰り返し、排泄が終わった彼女を手洗いから連れ出してベッドに戻れば、既に半泣きで俺に抱きついて離れない。
「はい、もう終わったから」
『…み、見てないですよね』
「見てねぇよ、約束してたからな」
脚を開かせて再びローションを垂らしてそこに塗り込み、入口に指を挿れてみれば、あっ、と小さく鳴く。
「……ああ、そっか。リアちゃんこっち処女だもんな」
『!?あ、ああああれだけ弄っておいてよくそんなこと言っ「だってまだこっちでえっちしてねぇだろ」中也さんほんとに変態…ッ』
「うん。俺の事変態にした責任とってくれよ」
くる、とそこを徐々に拡げていくように指を動かす内、そこでの感じ方を知っている彼女はとっとと雌の顔になってくれてしまう。
キスして気を紛らわせてやろうと思ったが逆効果だったそうで、早くも蕩けた表情で見つめ始められるので、こちらも服を脱ぐことにした。
インナー一枚になったところでもう脱がないでと止められるので、それに従って愛撫を続行する。
「リアちゃんこっちちゃんとされんの初めてだろ?どうしてほしい?」
『……や、やさしく…』
「それはそのつもり」
『!、…ちょ、っとだけ、あの……こ、怖いかも』
「…………やめていいよ?やめる?」
ふりふりと首を横に振る様に、少しだけ面食らった。
こっちには嫌な思い出もあるだろうし、中断されるのも覚悟してたんだが。
『処女、ってあの…言ってくれた、から』
「…今ので勃っちまったんだけど、本当にいい?」
『ゆっくりしてね…っぁ、』
指を抜いて、己のそれの先端をあてがい、クプ、と中に少し沈めてみれば、クッションを抱きしめながら息を吐いて震え、しかしキスには応じてくれる。
前後しながら、慣らしながら徐々に中に入っていって、たどり着いた先で彼女の子宮をグリ、と押してしまったらしい。
身体中を力ませて、声を押し殺して達したリアは放心しかけていて…綺麗で。
「ちゃんと声出せ」
『い、いま当たっ…だ、だめ、それもうだめ…っ!?ぁ、ぁあ…ッ、イ、ッッッ、!!!♡』
ゆっくりゆっくり引き抜いて、トン、とそこにキスするようめがけてまたゆっくり入って。
ゆったりした動きでぐずぐずに蕩けていく様子のリアに、自分もまた興奮させられる。
…めちゃくちゃ気持ちよさそうじゃねえか。
