第10章 アザレアのひととき

一つ、思うところがある。

この少女は、些か胸を触られただけでイきすぎなのではなかろうか。

『は…っ、……はぁ…っ』

すっかり大人しくなってしまって、最初の威勢はどこへやら。
胸を揉まれるだけで腰が浮く始末。

相当開発されてんなこれ。
それか元々敏感なのか…？

『も、もうイきたくなぃ…』

｢イきたくねぇの？じゃあもうやめる？｣

『やあ…っ、ちゃんと触ってよぉ、』

ちゃんととはどういうあれだろうか。

試しにお腹を手のひらで撫でてみれば目を瞑って大人しくなり、しかし表情を見る限りそこでの感じ方を知っていると見受けられて。

『そ、それされると怖い』

｢そういうこと言ったら逆効果って知ってるかぁ…？｣

『ひぐｯｯ、！！？♡♡』

中の子宮を揺するように軽く抑えて揺らしてみて、感じ方が分かったのか簡単にまた達したリアを撫でて褒め倒した。
間違いねぇ、この女…子宮めちゃくちゃ弱ぇんじゃねえか。

｢腹撫でられてイっちまって可愛いなぁお嬢さん、これされたことある？｣

『な、いぃ…っ！♡』

｢じゃあ俺に開発されてりゃいいよ、ダメな子にしてやるからな〜リアちゃん…♪｣

『ふああぁぁあっっっ…♡♡やらっ、キス、き、すして…ｯ、ちゃんとしてえ…っ』

｢だァめ。俺ら付き合ってねえんだから｣

『セックスしていい！もう何してもいいからちゃんとちゅうしてっ！！』

｢本番とキスはしねぇ約束だろうが｣

『だっ、てこれ…こんなの知らな…！』

怖かったのかと、一旦手を緩めたところで、グズグズに泣き散らした目で俺を見つめ、再び懇願される。

『お願、…し、ます……きすしてくださ…っ、…なんでもするから……、』

｢なんでもするとか言うなって、本当になんでもさせられたら困るだろ｣

『犯されて、るみた…っ……や、やなの…ほんとに、いやなの…』

面食らわされて、思わず固まってしまった。

いや、うん、そんな気分になりながら続けていたけれども。
これは所謂忍耐勝負ではなかったのだろうか…途中で折れて俺がキスなんてしようものなら、恋人になどしてはもらえないんじゃなかったのだろうか。

｢リアちゃん、一応俺今日は手出さないって約束してたはずなんだけど｣

『優しくしてくれないなら中也さん絶交する、』

小学生かお前は。

｢…すんの？するならノーカウントでいいな？？？｣