第10章 アザレアのひととき

横抱きにされてベッドに運ばれ、そのまま座らせてもらえば彼が衣服を緩めていってくれるらしい。
…変じゃ、ないかな。

『…………おっぱいおっきくなくてごめんね』

｢え？綺麗じゃん…下着も似合ってる。どこも変なとこねえよ｣

『ん…っ、♡』

｢敏感すぎねえ？お前本当に経験あんの？｣

ちゅ、と首筋にキスされて腰が揺れる。
乱暴にしないんだ…痛いことなんにもしない。

ずっと私のこと撫でててくれる。

『……っ、や、やっぱり胸見ないで…あの…貧相、だから』

｢触んのはいいのかよ｣

『いい、けど…あんまり気持ちよくないと思っ、！？ぁ、う、あ…っんんん、…』

膨らみに沿わせるように指でなぞったり、キスしたり。
どうしよ、なんでこんなに恥ずかしいんだろう。

ブラ外さないで、なんて…

自身の羞恥に頭を悩ませているうちに、胸の付け根の輪郭を優しくマッサージされ始める。
思わず彼の腕を両手で掴んで制止をかけた。

『待っ、そ、それやだっっ』

｢じゃあこっち？｣

『ひ、ｯ！！？♡』

不意打ちで下着の上から乳首を摘まれて目の前に倒れ込む。
どうしよう、この手、私ダメだ…

｢……リアさん？もしかしてイってません？｣

『…イってないもん』

｢…｣

身体を預けさせてくれたかと思えば、そのまま可愛がるように下着の中に手を入れ、直接胸を揉まれ始める。
ど、どうしよう…これ気持ちいいかも。

『ん、んん……っ』

｢そんなに言うほどちっさくねぇじゃん。触ってて気持ちいいけど？｣

『へ…、あっ♡……！？違っ、まだ感じてな｢いっぱい気持ちよくなっていいからなぁ？｣ふ、ぅ…っこれ、もうやめ…なんで気持ちくするのぉ…っ？………〜〜〜ｯｯ！！！？』

ぐり、と不意に突起を潰して押し込まれ、身体中を強ばらせてから脱力する。
む、無理…なんで胸だけでこんなすぐイって…

＿＿う、わ…可愛……＿＿

『ぁ、も、もう触っちゃダメ』

｢徹底的にすっから覚悟しとけ｣

『やだぁ…っ、もうやだ、もうイったの、イったから…』

｢悪いけどやめてやれそうにねえわ。諦めて｣

奥に押し込む無方向をくりくりといじられるのにまたお腹の奥がきゅんきゅんする。
かと思えば指を離して、硬く尖ったそれを指で挟んで擦られて。

｢いっぱいイっていいぞ｣

『い、ｯ…！、！！♡』

＿＿犯してるみてぇ…＿＿