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glorious time

第8章 タイムリミットとクローバー


ちょこんとソファー席にリア様に座っていただいて、それを囲うように保護者勢たちからの取調べが始まる。

「リア、正直にお兄ちゃんに言うのですよ?中原さんは変態ですね?」

「こらそこ、断定してんじゃねえよ」

『ち、ちち中也さんはリアに興味ないかもしれないからもしかしたら違うかもしれな「変態でいいです」あ、よ、よかったみたい??』

汚ぇ手口ばっか使いやがってこいつら、さては俺で遊ぶのが目的だな。

「リアちゃん今まで疲れ果ててしんどすぎたこととか無かった?お兄さんそこは心配なんだわ」

『立てなくなったら中也さんがおんぶしてくれるから大丈夫なの』

「…そっかぁ、なるほどねぇ、そういうことかぁ」

よしよしとリアを撫でるそいつは何かを悟ったような目をしている。
まて、というか立てなくなったらってどういうことだ、そこまですることがあったってことだよな?
前科があるから言うんだよな??

「リアちゃん嫌なことされたことは無かったの?お姉さんになんでも言って?」

『やなこと……は、まあその…あの、今の中也さんに当たることじゃない、と思う』

「うわぁ、ほんっと健気…で、どういう所が嫌だったの?」

聞くんかい。
おい、折角のリアの気遣いはよ。

夏目の言葉にちらりとこちらを見やるも、言ってくれて構わないことを伝えればもじもじしながらそれを言葉にし始めてくれる。

『…あ、の…その、リアがね?他の人と一緒にいても…ち、中也さんはちっとも気にならないんだなぁって、思って』

「「「「……ん???」」」」

四人揃って首を傾げる。
嫌なこと…嫌なこと、なんだよな?

いや、俺としてはもう少しとんでもなく傷つけるような事をしているのではと思って…

『中也さんは、リアに全然妬いてなんかくれないから』

「俺はいつでもヤキモチ妬いてるぞぉ???なんなら今反ノ塚に撫でられてんのでさえ殴りてぇの我慢してんだ大人だからな」

『そ、そうやって全然やな顔もしないのがやなの…っ、後になっても二人になっても、全然気にしてくれないもん、!』

ぐっさりと俺の心臓が言葉の矢に刺される。
今のは効いた、ものすごい効いた、一瞬呼吸止まったわ。

「あらあら悲しませちゃった…ええっと、多分中也さん、リアちゃんのこと考えてくれてるだけだと思うけど?」

『だから簡単に他の子とばっか喋るのよね』

俺…!
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