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glorious time

第7章 燐灰石の秘め事


「中原、あんたリアちゃんのこと独占しすぎじゃない?こっちに寄越しなさいよ」

「あ?独占も何もリアが望んでんだからいいだろうが別に」

『あ、あんまり気分良くないならリア野ばらちゃんの方に行っ「やっぱりリアと食べると一層美味いなぁここの飯」ほっ、ほんと!!?』

うわぁ…
凜々蝶様、あれが調教というものです。
中也たんドS〜

様々な声が聞こえるも、私の中では中也さんのその言葉でいっぱいいっぱいで、嬉しくて。

「ああ、最高だ。それもこれもお前がいてくれるからだな」

『も、もっといる!?』

「おー、好きなだけくっ付いてろ」

『ご、ごごご飯食べさせたげ「リアちゃんなんでも言うこと聞いてくれるらしいじゃん?それ俺にさせてくんねえ?」い、いいよ!!…ん、??』

数秒経って、彼の膝に座らされたところで箸を向けられ、あーん、という声に合わせて口を開けると本当にそこに料理を運んでくれてしまう。
…んんん、??

『…ねえ、リアがメイドさんじゃ、』

「え?メイドさんなのに言うこと聞けねえの?」

『…??聞けます』

「こんな“従順”で“素直”で“有能”なメイドさん、“可愛すぎて”手放せねぇなぁ」

『リア一生メイドさんするぅ…♡♡』

「「「チョロすぎか!!!」」」

学生陣三人からツッコミが入る。
カルタまでなんて珍しい。

「そうだな、リアちゃんいてくれないと俺生きてけないし」

『いっぱいいます…』

「やっぱり俺にはリアちゃんだけが必要だなぁ」

『好きにしてえぇぇ♡』

全速力で尻尾が揺れる、揺れる。
パタパタと振れるそれによーしよーしと撫でて褒めてくれるその人は嘘なんてついていなくて、じゃあ次こっち、と更に私に食べさせる。

「調教だな」

「調教ね、メニアック…!!」

「調教だねぇ」

「調教かぁ」

凜々蝶ちゃん、野ばらちゃん、残夏君、連勝と続く。

「り、っ…リアが……あっ、あんな、に…幸せそうに…ッッ!!」

そして一人、ガチで泣いてる大人がそこに。

「幸せそう…はそうだがそれでいいのか!?君、あんなに可愛がっておきながら!!」

「僕らのようないぬにとっては至上の喜びですから…ああ凜々蝶様、どうか僕にもあのような悦びを…っ」

「僕にあんな趣味はない!!!」

「あんなって失礼だな白鬼院、臨機応変ってやつだぞ」

『白鬼い、…』

「あ、」
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