第6章 スカビオサの予兆
『ッヒ、…ク♡…、ッぁあ、…あ、あ!っあ、!!♡』
「奥グリグリされんの好き?」
『ひ、はッ♡♡らめ、それもうら、めッ…!!ら「好きかどうかって聞いてんだけど」っっっ、!!!?♡♡』
朝方、挿入したままの状態で目が覚めて、そこからそのまま行為を続行している内にリアの目も覚めた。
流石に困惑していたが、身体は先に出来上がっていたらしく、力も入らずへろへろで。
子宮の入口に自身をキスさせ、そこをグ、と圧迫するのを繰り返す。
後ろから抱きしめる彼女の小さな身体が快感に震え、悶え、痙攣する。
刺激によって腰が生理的に動くのみだ。
声だって、理性を感じさせてはくれない。
リアがまた達したのを見計らって、ゆっくりと出し入れするような動きに切り替えると、ぶるぶると小刻みに彼女の身体が震え始める。
『ぁ、…あ、ぁ♡♡』
「…嫌いならやめてやらねぇと、な!!」
ゆっくりと引いて、それを抜いて。
ギリギリまで抜いて、一気に奥まで押し進めると、彼女の背が仰け反った。
『ッひあぁっっ、!?!!?♡♡♡』
それを繰り返していけば、奥を突けば身体が跳ね、ナカを擦れば快楽の吐息を漏らし、全身で俺を感じるリア。
「へえ、こういうのも好きか…ってこら、唇噛むな、血ぃ出てるまた」
ふと、彼女が顔を埋めているのが気になって無理矢理枕を剥がしてみると、そこには血が滲んでいた。
よくやる癖だ、時間かけて直させねぇと。
『や、らってキ、スしてくれなぁ…っ!!!』
「!!…顔横に向けられるか?」
『へ、…ッ…ま、っ…待って、待っ…!』
「いいよ、ゆっくりで。怖くなくなんのくらいいくらでも待つから」
そもそも後背位で抱かれるのに抵抗のある彼女に無理強いしてしまっているのだ、それくらいどうってことない。
が、存外本人も知らなかっただけで、この体位は感じやすいようで。
『ッ…か、お見ちゃ嫌…っ』
「馬鹿、見ねぇとキスできねえっつの…後ろからされんの気持ちよくなってきた?」
『!!!、…ん、…気持ち、ぃ…、♡』
ふと、ナカがうねって、俺のソレを締め付けて。
かと思えば、ゆっくり抜かれて、ゆっくりまた挿れられて。
「、?…へえ」
リアが、自分で動いている。
心地いい程度に、ゆっくりと。
えっろ…
煩悩を素直に過ぎらせた途端に、また達するリア。
聴こえてるんだっけか…?