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glorious time

第5章 蛋白石の下準備


一通りの行為を終えてからというもの、賢者モードというやつだろうか。

「……リア?そろそろ昼前になっちまうぞこのままだと」

『…移動するならこのまま移動して』

「俺はいいけど…そう言うなら本当にするぞ?」

言われるがまま、既に俺の首元に腕を回して抱きついて、離れない彼女を抱き上げる。
チェックアウトという概念を抹消できることこそ、幹部特権というものだ。

が、外をこれからうろつこうというのにこのままでいいのだろうか。
確か前もこうだったっけな…絶対俺から離れまいと甘えたが表に出てくるのは。

「今日は…姐さんが何やら動くらしいけど、それ着いていくか?」

『中也さん行かないなら行かない…紅葉さんなら大丈夫でしょ』

「それもそうか」

まるで子守りでもしてる気分だ。
俺子供いらねえかもしれねえ、もうこいつがいい。

『………想像が早いですそれは』

「…いいだろ別に。お前的にも、言い方はあれだけど都合は…いい方だろ」

子孫を残さない方が。

みなまで言わずとも伝わっているだろう。

『子供作るつもりがないのに、未成年の女の子にエッチなことしちゃうんだ??』

「…早かったか」

『!…ううん?全然いい…中也さんに気持ちよくしてもらうの好き』

そしてまた始まるキスの嵐。
そこから耳に移動して、口に含み始める。

「おい、流石にもう誘うな、お前歩けなくなんぞ」

『歩くつもりないから耐えてください…中也さん好き』

「鬼かお前」

『……こんな事されても怒んないなんて、変な人』

「変じゃねえよ、大人なんだ俺は」

仕返しと言わんばかりに、彼女に生えたままの狐の耳を甘噛みする。

『ひにゃ、ッッッ…、!!?』

そうするとビクンッ、と身体が跳ね、俺を抱きしめる腕にぎゅっと力が入る。

堪んねぇな、ほんと。

『ぁ、……っ、あぁ…ーーーっ、…♡』

そのまま舐めたり舌先をかたくしてなぞってみたり。
奥まで舐めてやればまた出来上がる。

また軽く達してやがるなこれは、そろそろ俺にはもうわかりやすい。

『っ、…終わり?…中也さん、もうおしまい…??♡』

「おしまいだエロ餓鬼、これ以上いくとその尻尾使うことになんぞ」

『……縛りプレイ??』

「お前の英才教育なんなんだよ本当」

もしかして興味あんのか?
……やれって言ってんのか??

考えといてやるけども。
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