第5章 蛋白石の下準備
『んん、…っ、ぁ、ま、またきちゃう……っ、ぅ…、♡』
指を二本に増やしてほぐすうち、そろそろ四度目にもなるリアの絶頂。
身体が痙攣するのと共に疲弊しているのもあって、どこかぐったりしている様子だ。
しかし、それは逆に任せてもらえているのだと…俺の中では思っている。
「ん、偉いぞ。またイけた」
短いリップ音を立てながら、可愛がるようにキスをする。
既に自分の方が限界になってきた気もするが、以前の様子からしてみてもう少し解しておいた方がいい。
もう一本、指を彼女のナカに挿入していき、感じやすい所をまた擦る。
『入っ、…ぁ、あ……ッ、……ぃ、た…っ』
「!悪い、少し焦った」
指を全て抜いてしまえば、彼女はまたんん、と声を漏らす。
痛がらせた…そりゃそうだ、こんなに小さい身体なのだから。
『ご、ごめんなさ…ッ、……つ、続き…!!』
…怯えては、いないらしい。
怖がってもいない。
「いや、でも痛かったんだろ?もう少ししてからでも…」
『、…くれない、の?』
喉を鳴らして、唾を飲む。
堪んねぇ。
「………ごめんリア。…挿れていいか」
項垂れるように、少女に被さって抱きしめる。
そんな煽んなっつってんのに…
『……はい』
「…ありがとう」
自身のソレを出して、しかし彼女にあまり見せないように、秘部へ当てる。
それから彼女の愛液を絡めさせて、彼女の唇に口つけながら、ゆっくりと腰を進めて。
『、……っ、ふ、……!』
回される手に力が入る。
そろそろ遠慮せずに力をかけてくれるようになってきたので、彼女の自傷癖はかなりマシにはなってきたようだが。
「…、入った、……、…はは、締め付けすげぇわ」
『ゆ、っくり…ッ、まだ、動いちゃっ…!!』
「わーってるわーってる、…俺も気持ちいいから、安心しろ」
『!!!、…は、はい…っ』
きゅぅ、と更にキツくなるそこ。
こればっかりは他に経験したことがないので分からないのだが、どうも収縮がキツいような気はする。
癖なのか、それとも…
「…腕、ちゃんと回せ。こっちにやっとかないとまた噛むだろお前」
『……、ひっかい、ちゃうから』
「ひっかいていいっつってんだよ…痕付けられる位、唆るだけだ」
目を見開いてから、更にしっかり、抱きしめられた。
…柔けぇ、大事にしねぇと壊しちまいそうな程に。