第4章 培われしは藍晶石の光輝
『好き?もっと好きになった??』
「り、リアさ…リアちゃん待って、ちょっ、一旦離し…ッ」
「何あれ羨まし…俺も女の子の胸に窒息させられたい」
「れんれん正直〜………いやあ、リアたん凄いねぇ。酔うと一層色っぽいし」
「リアちゃん、私もリアちゃんの胸なら大好きだぞ!」
カゲ様からのカミングアウトにそちらを振り向く。
それから彼の方に向かって腕を「ちょっとまてや変態こら」伸ばしかけたところで私の恋人様が後ろから抱きしめてきた。
「手前何俺じゃないやつに胸揉ませようとしてんだおい」
『…だって離せってさっき言った。きらいって』
「嫌いとは言ってねえだろ、寧ろ愛してるわこんにゃろ」
『!!ほんと?もっと揉む、??』
「ケーキどうすんの?あと半分以上のこってっけど」
『明日も明後日も食べられるね♡』
上半身を振り返らせつつ彼の首元に腕を回す。
すると、そのまま横抱きに抱えられた。
「へえ、とすると?今からもう寝んの?」
『??続きしよ…?今日寝かさないって言った』
「「「ブッ、」」」
「そうかそうか、分かったからとりあえず帰ろうなリアちゃん?…手前らこれ知ってたんなら覚えとけよ……ケーキ戻すの頼んどいていいか?」
「ま、任せてくれ…ちゃんと冷蔵庫に入れておく」
「白鬼院が言うなら信用できるな。くれぐれも他の変態共の手に渡らないようお願いする……っと、リアちゃん?ちょっと早いぞ切りかわんのが。まだここラウンジ」
ちぅ、と頬にいっぱい口付ける。
好き、この人…大好き。
がしがしと頭を数回かいて、そのままエレベーターに連れ込まれた。
そして六階に到着し、部屋の中に…二人でいっぱいくっ付いていたベッドの上に、戻ってきた。
『んにゃ、…おいで、中也さぁん』
服を脱いで、ブラまで外して両手を広げる。
が、意外にも彼には好感触だったらしく、すぐにそこに引っ付くように抱きしめられた。
「……他の奴にまでやろうとしてんじゃねえよ」
『んふふ、妬かせようと思っ…、…せ、なかはちょっ、と…弱、いんですけど…』
「知っててやってんだよ……乳首勃ってきた。気持ちいいの?」
『言っちゃや、…っんん、…』
ピクン、ピクンと肩が刺激に合わせて跳ねる。
息を整えようとゆっくり下ろすのに、また背筋を撫でられて跳ねさせての繰り返し。
頭クラクラしてきた。