• テキストサイズ

刀剣純情伝 《刀剣乱舞/短編集/R18》

第11章 つくばねの… 〔三日月宗近/R18〕


駄目だ…手を伸ばし、雅をこの腕に抱き締めていた。

「雅…俺の雅に対する感情を好きというならば、俺も…好きだ…」

俺の言葉に雅は目を見開き、泣きそうで嬉しそうな表情を見せる。

「宗近…嬉し…っ…好き…」

俺が名前を呼ぶと雅が俺の名前を呼ぶ。

「宗近…好き…好きなの…迷惑…かもしれないけれど…好き…」

俺は雅の言葉を奪う。

「…ん…ぅ…」

唇を塞いで余計な事は言わせない。



雅の黒髪と俺の濃紺の髪がさらりと混ざる。

唇を離して俺は雅を見つめて言う。

「人間のおんなは、おとこを知る前の存在を処女と言い特別な意味を持つと聞くが、俺が雅の処女をもらう事になって良いか」

途端、雅は目を見開き、顔を赤くして「バカッ」と俺に言った。

「そ、そんなの…いちいち聞く事じゃないでしょう…こ…こうしているのは、良いって事なんだから…それに…好きな宗近となら…どうなっても良い…し…」

ああ…雅のなんと可愛い事よ。

俺の心の黒い部分は完全に流れ去り、俺は目の前に横たわる審神者の娘を、自分のものとする行動に出る。

「それでは…雅…初めて、とやらを俺がもらうぞ…」
/ 790ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp