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刀剣純情伝 《刀剣乱舞/短編集/R18》

第10章 変わった出陣 〔へし切長谷部/燭台切光忠〕


光忠が一人のおんなに問うと、聞かれたおんなはきゃっ、と顔を赤らめる。

「みっちゃんに質問されちゃった!」

おい、俺たちは何の用か聞いたんだがな。

「何ってレイヤーさんでしょう?写メさせてくださーい」

質問した隣のおんなが答える。

れいやぁ?しゃめ?なんだ、それ。

俺たちが意味がわからず立ち尽くしていると、天井がゆがみ一体の時間遡行軍が表れる。

すると驚く事がおきた。

俺たちを囲んでいたおんなたちが、時間遡行軍の単騎に対しても、俺たち同様に何やら言って囲んだのだ。

「どうやって上から降りてきたんだろうっ、かっこいいっ」

「こっちも完成度高いねー」

「時間遡行軍もかっこいいーっ」

「こっち目線くださーい」

「ポーズもお願いしますー」

い…一体ここは何なのだ…

呆然とする俺たちに、囲まれた時間遡行軍のやつも呆然としていた。

そして何故かこちらに助けを求めるような視線を送ってきた。

いや、俺たち、おまえを助ける義務、無い。
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