第9章 貴女は堕ちて、ぼくに。 〔燭台切光忠/R18〕
「はぁ…はぁ…んぁ…」
息を荒げるものの、それより胸の愛撫が気持ち良いのか甘い声をあげる雅。
裾に手を入れ、下着をずらしながら胸へ直接触れると、雅のからだが大きくびくんと跳ねた。
ああ、刺激が強かったかな、いきなり既に硬く尖っているものに、思い切り触れちゃったからね。
「はぁ…ふぅ…んん…」
息を整えるのと喘ぎ声を混ぜ、どちらかわからないようにごまかしているものの、ぼくにはおんなの顔を見せている雅が愛しくてならない。
「ね、雅、今、どんな顔をしているかわかる?」
ぼくが胸を揉みながら問うと、とろりとした目でぼくを見あげる。
「ん…わかんない…そんなにヘンな顔…?」
「違うよ…すごくそそる顔、してる…」
ぼくが囁くと「あんっ…」と小さくからだを震わせた。
胸への愛撫を続けると、雅の両足がすりすりと小さく動いているのに気付く。
「下、触って欲しい?ならおねだりしてくれるかな」
ぼくがくすりと小さく笑うと、雅は我慢出来ないようにぼくに言う。
「お願い…します…もっと触れてください…」
勿論良いよ、ぼくに溺れて欲しいな。
「良い子だね、雅」