第8章 交差しない、けれど愛する 〔一期一振/R18〕
「正直で良い子ですね…雅…」
一期は音をたてて軽くキスをし、手は胸を揉んだまま、もう片手を更に下へずらし秘所へと伸ばした。
「もう、こんなに濡れて…」
下着の上から骨ばった細い指が濡れた個所を擦り、雅は悶える。
「あ、ああ…ん…」
「私の主はこんな厭らしい女性だったんですね…」
「そん、な事…言っちゃ…いや…」
「どうして…私にとっては可愛いですよ…」
一期は下着の中に指を入れ、いともたやすく雅のよがる部分を探り当てる。
「…っ、いち…ごっ」
大きくからだをそらした雅の姿を見て、一期は艶めいて笑う。
「ああ…ずいぶん早かったですね…それでは、私も」
一期がするりと雅の下着を剥ぎ取り、猛る男根がずんと雅の中へ押し入る。
「ふあぁ…ん、いちご…ぉ…」
雅の両手が一期の背へ回り抱き締める。
「動きますよ…」
雅の脚を抱えた一期が腰を動かし始め、同じようにからだを揺すられる雅は快楽の舟に乗せられて喘ぐだけだった。