第42章 秋霖 〔鶯丸/R18〕
「いや、なんでもない。雅、口付けしていいかい?」
俺がそっとキスすると、目を閉じた雅が全てを受け入れたように思えた。
雨は、まだじとじとと降り続いている。
俺は雅にキスしながら、着ているものの中へ手を差し込み肌に直接触れる。
「ひゃうっ…」
いきなりだったせいか軽く声を上げる。
「あぁ…すまない…雅には突然だったから驚いたかい?」
俺が声を掛けると、目を開けた雅は恥ずかしそうに微笑んだ。
「ちょっと驚いたけれど大丈夫。鶯丸さんの…好きにして」
「そんな可愛い事を言って良いのかな。どうなっても知らないよ」
俺はまたキスをし、潜り込ませた手は胸へと這わせる。
下着を上へ引き上げ、膨らみをその形をなぞるように手で包むと途端に感じる、中央のつんとした尖り。
「もう感じてるのか」
指でつん、と硬くなったそれを突つくと、喘ぐような声が漏れる。
「ん…あふ…っ」
「可愛い…食べたくなるな」
俺は雅の服をたくしあげ、表れた乳房をゆっくりと舌で舐め上げる。
桃色の部分と肌色の部分の境を丁寧に舌を這わせ、静かに快感を拾っていく。