第40章 ガニュメデスの拘束 〔明石国行/R18〕
主はんを抱いたまま足で引っ掛けて障子を開け、また足で閉める。
普段からしている行動がこういうところで役に立つもんですな。
障子を閉めた途端、自分は抱いている主はんに口付ける。
唇に触れるなんて可愛いもんじゃなく、主はんの口の中を荒らすように自分の舌をねじ込む。
たった少しの梅酒だったけれど、とんでもなく自分を酔わせる代物のようで、さっきのみずがめ座のガニュメデスが主はんなら、自分はゼウス神のように、酒を注いだガニュメデスに手をつけたくなっていた。
「…は…ぁ…」
主はんの声が艶を増し、自分の欲を煽ってくる。
既に敷いてあった布団へ主はんを運び、下ろしながら着ているものの上から胸を揉む。
下着は付けていないので、柔らかい感触が布越しに伝わり、更に中心が硬くなっているのを感じる。
「…あっ…うぅ…ん」
主はんの気持ち良さ気な声に、自分の理性が切れたように思える。
上に着ているものの裾から手を差し入れ、そのままそれをたくしあげると、ふるりと艶やかな乳房が表れ、自分は我慢出来ずそれにむしゃぶりついた。
「…あぁ…っ…あか…しぃ…」
主はんが気持良さそうに自分を呼び、自分の頭をぎゅうと抱える。
「ここ…でひょ」
自分は反対側の硬く尖ったところを指で弾くと、主はんはびくびくとからだを震わせた。