第38章 愛も、戦いも、そして笑顔も。 〔同田貫正国/R18〕
「…大丈夫か…?」
俺の好き勝手にしてしまって、からだを痛めてないか、雅の頬を片手で撫でてやりながら聞くと、ふわふわと笑みを浮かべる。
「…だい、じょ、ぶ…です…」
言いながら俺の首に両腕を回しちからを入れるので、俺の顔がぐんと下がり雅の顔と俺の顔が近付いた。
俺が顔が近ぇな、と思った瞬間、雅から俺に口付けていた。
柔らかな感触が唇に触れすぐに離れたが、今度は俺から追いかけて口付ける。
唇を割って俺の肉厚の舌を入れ、雅の舌を見付けて擦り合わせる。
どちらの唾液かわからないものが唇の端から一筋流れるが、そんなの知ったこっちゃねぇ。
口付けしながら俺の片手は雅の胸へと這い、先端を硬くしたままの柔らかいそれを揉むと、雅がぴくりと身じろぎする。
みるみるうちに俺のものがまた硬化する。
あぁ、そうか、一度じゃ足りなくてもっと欲しかったのか。
そうしたら雅、あんたの体力が尽きるまで、相手をしてやろう。
煽ってきたのはあんただから文句は言わせねぇからな。
俺は胸の愛撫をしていた手を離すと、両手で雅の膝を押して開き腰を進める。
嬌声をあげる雅が意識を手放すまで俺たちは何度か達し、翌日雅が腰をさすりながら朝食の席に姿を見せる事になるが、俺のせいじゃないからな。
それにしても、途中自ら俺にまたがり腰を振ってきた姿はあまりに厭らしすぎて、思い出すと勃ってしまいそうになるから、これだけは参った…