第1章 バレンタインの告白　〔へし切長谷部／R18〕

主の甘い呟きに、しかし、俺はわかっているけれどそうはしない。

「どうして欲しいのか、言ってくれないとわかりませんよ？」

「い…いじ、わるっ…」

顔を赤くしこちらを見上げる可愛い主の唇から、俺は卑猥な言葉が聞きたくてならない。

「雅…言ってくれないと、長谷部にはわかりませんよ…」

耳元でそっと囁くと、からだをびくんと反応させる主。

数瞬置いて、小さな小さな声で俺に言う主。

「…触れて欲し、い…」

俺は余裕のある振りをして主に言う。

「わかりました、主。これからもう止めてと言われても聞きませんからね」

そして俺の手は撫でまわしていたふとももから、下着をつけた部分へと滑る。

下着の上から割れ目を撫でると、主の口からため息のような声が繰り返し漏れる。

「はぁ…ん…あぁ…ん…」

「雅、あっという間に下着が濡れてますよ。本当に厭らしい人だ」

下着の横から指を入れ、直接秘部へ触れる。

「あっ…は、せべ…」

「何ですか？嫌だと言っても止まりませんよ？先程言いましたよね」

片手で秘部を愛撫し、もう片手で胸を揉んでいる俺は、本当は今すぐ自分のものを穿ちたい程膨張しているのだ。