第37章 とある本丸がとある本丸になる前に 〔堀川国広/R18〕
あぁ、本当に気持ち良い…
ぼくたちの行為は、結局雅さんが気を失うまで何度も達し、その最中雅さんは自分で乳房を揉みながら「もっと激しくして」とぼくを煽ってきた程だった。
ぼくは雅さんが気を失ってしまったので事後処理をして、そっと部屋を出る。
それにしてもあの薬のせいなのか、ものすごく欲しがられたな。
でもひとつ、気掛かりがあるのは、彼女は生娘だったって事。
あんなに何度もしてしまってからだは大丈夫なのかな。
ぼくは静かに部屋に戻り、しらんふりして布団にもぐり込み、少しの時間まどろむ。
さすがにあれだけの回数を一晩でした事が無いから、疲れたかな…
起きて朝餉の席にて雅さんの様子を見る。
「雅ちゃん、何か歩きにくそうだね」
「うん…何か腰が変で…」
他の男士に話し掛けられ答える雅さんは、どうも昨晩の事を覚えていないようだ。
ぼくが相手をした事もわからないのかな。
すると、ぼくと目があって、雅さんは声を掛けてくれる。
「あ、堀川くん、おはよう。あのね、ごはんが終わったらまた兄の部屋を開けてくれる?」
「あ、はい…」
昨日、ぼくが部屋で何をしたかも覚えていない…なんて事はないだろうけれど、昨日ぼくがした事を思えば、普通はぼくを避けるよね?