第6章 愛は咲く 〔一期一振/R18〕
「あの審神者殿のパソコンに、刀剣たちに対する悪趣味な画像がたくさんありまして、刀剣たちへの虐待という事で罪をもっていきました。また貴女の本丸の一期一振に対しても、本来は傷が癒えるまで休ませなければならないのに、こともあろうか自分の夜伽の相手に利用していた。これも刀剣への虐待となりました。この本丸は時の政府によって、新しい審神者が選ばれ、派遣される事になります」
こんのすけから説明され、今後のこの本丸の事がわかった。
そしてこんのすけは眠る一期を見て言った。
「だいぶ弱っているようです。雅様の霊力をわけてあげる必要があります」
「霊力…?私の…?どうやって…?」
ちからが有るとか確かに本丸に配属される前に、時の政府に言われたような気はするが、実際何か修業をした訳でも無い私に霊力と言われても、何が何だかさっぱりわからない。
こんのすけは一瞬口ごもったが私に言った。
「一期一振と貴女が睦みあい、それを通して貴女のちからを刀剣に送るのです」
私と一期が睦みあい…え?睦みあい?え?え?それってセックスしろって事?
「え…だって…一期、弱ってるのにどうやって…」
こんのすけはひどく冷静に話した。
「何も結合するだけが睦みあいとは言いません。貴女が刀剣に奉仕してそれで霊力を送れば良いのです。しかし一番ちからを渡しやすいのは結合する事ですがね」
けつごう…ほうし…こんのすけからものすごい言葉を聞いて、私は絶句する。
「それでは一晩消えますので、一期一振への奉仕、がんばってください」
「あ…ちょっと…こんのすけ…っ」