第6章 愛は咲く 〔一期一振/R18〕
「夜になったら、そっと審神者の部屋の前に行ってみろ」
夜になったら?
言われた事がわからずともかく夜を待ち、そっと彼女の部屋へ足を運ぶ。
近くなると聞こえてくる音や声…これは男女の睦事のもの。
「ああ…っ、そこ、もっと…っ、そうよ、そこ…っ」
聞こえてくる喘いだおんなの声は、審神者の彼女のもの。
「いいわ…もっと奥まで…っ、一期…ほら、もっとよ…」
一期?一期って今、言った?まさか、まさか、まさか…
私は恐る恐るそっと近付き、見たくない、けれど、まさか…と思いつつ、襖に小さく穴をあけて覗いた。
そこに見えたのは。
彼女の上に馬乗りになり、腰を振る裸の一期一振だった。
一期の手は彼女の豊満な乳房を掴み、彼女は淫らな表情で悦びの声をあげていた。
「いいっ…イキそっ…ああああ…っ」
彼女は背中を逸らしイッたらしいものの、一期はそのまま腰を振り続けていた。
嫌、嫌、嫌、嫌、嫌!!!!!
何が起きているの?
どうして私のところの一期一振が、ここの審神者と睦んでいるの?
貴方は、ここの審神者のような妖艶な女性が好みなの…?