• テキストサイズ

刀剣純情伝 《刀剣乱舞/短編集/R18》

第29章 Happy Halloween ! 〔伊達組〕


「ありがとう」

太鼓鐘は素直に返事をして、鶯丸の用意してくれた座布団に座ると、鶯丸は手馴れた風にきゅうすに湯を注ぎ、湯呑を暖めて、それから大包平と太鼓鐘へお茶を出してくれた。

「いただきまーす」

茶菓子も置かれてほくほくの太鼓鐘は、茶をすすり、驚いた顔をした。

「うわ、このお茶美味しい…!みっちゃんが淹れてくれるみたいだ」

太鼓鐘の表情に鶯丸は満足そうな顔をする。

「お茶、美味しいかい?それは良かった」

しばらく三振りでいろいろと話しをし、太鼓鐘は鶯丸と大包平の刀の由来を聞いたりした。



「お茶、ごちそうさまー」

お茶のお代わりを聞かれるが、太鼓鐘は部屋を下がるきっかけにして伊達の部屋に戻る事にする。

「これを部屋に持って行くと良いよ」

そう言って鶯丸は、お盆の上にいろいろなお菓子を山積みにしてくれる。

「伊達刀で食べるといい」

大包平が豪快に笑って持たせてくれた。

「ありがとう、ごちそうさま」

太鼓鐘はちゃんと御礼を言って、伊達刀の待つ部屋へ戻る。

さすが伊達政宗の刀であって行儀は良いな、と鶯丸と大包平は見送りながらそう思った。
/ 790ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp